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ものづくりってなに?
ここでいうものづくりとは製造のことをいいます。
鉄などの材料を作る。鉄を削りだしてねじを作る。ねじを使って製品を作る。
これらすべてがものづくりになります。
ここでは三晴製作所でのものづくりについていろいろわかりやすく説明したいと思います。
素材について
ステンレス
ステンレスは英語に訳すと「さびにくい」。
鉄の欠点であるさびに困り開発されたのが、ステンレスです。
ステンレスとは鉄にクロム(Cr)とニッケル(Ni)を混ぜてさびにくくした鉄の一種(合金)です。
ステンレスというと永久にさびないと思っている人が多いでしょうが、ステンレスにもクロムとニッケルの割合などでいろんな種類があり、性質も少しづつ違います。
アルミ
アルミの特徴はまず軽いこと。
各種機械部品や航空機・新幹線・自動車などに活かされています。建築・土木においても管理・輸送・施工が容易になるメリットがあります。
次にアルミはその軽さからとても耐久性に優れています。熱には鉄などより弱いですが、低温には大変強く液体窒素などのタンクなどに用いられています。
それから、アルミは加工がしやすい素材です。細やかな細工や成型ができます。たとえば、薬の包装材を思い出してください。あれはアルミです。
もっと身近なものでは1円玉もアルミで作られています。
鉄(てつ)
鉄は青銅とともに最も古くから私たち人類によって用いられた金属です。
身の回りにもたくさん鉄製品があります。裁縫の縫い針、包丁などの小さなものから、船舶、橋など大きなものまでさまざまです。
鉄が多く使われる理由は鉄が地球上に存在する豊富な金属資源であり、他の金属と比べ安く大量に生産できる他に、鉄特有の優れた性質があるからです。
真鍮(しんちゅう)
真鍮とは本質的には適当な割合において銅と亜鉛を混ぜ合わせて作られた合金のことです。性質は銅の割合が多いと銅よりの性質に、亜鉛が多く含まれると亜鉛よりの性質になります。
真鍮は色が金に似て美しく展延性・絞り加工性・耐食性に優れています。
建築材料や、アクセサリーなどにも用いられます。
加工技術
加工技術にもさまざまなものがあります。
NC旋盤とは?
「NC」とは,「Numerical Control」の略で,工作物の位置や運動を数値化し、機械に命令することをいいます。
また「旋盤」とは、工作物を"ろくろ"のように回転させながら、これに工具をあてて削る工作機械です。つまりNC旋盤とは、数値制御された旋盤のことを指します。
NC旋盤でどんなものが作れるのか?
旋盤は、一般的に丸いものはなんでも削ることが出来ます。旋盤は一人前の作業者になるまでに時間がかかりますし、作業者によって精度がまちまちになることがあります。
一方、NC旋盤は生産性、精密性、複合化、省力化の面で著しい特徴があります。
それらの特徴は以下のとおりです。
・同質のものが大量生産できる。
・数 m単位での精密な切削が可能。
・テーパや,曲面・球面加工が得意。
・安全性が高い。
加工例
棒材を削りだして製品にするまでの加工例です。
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@ 加工前 |
A 台形引き
外形仕上げ |
B 先端もみ |
C 穴あけ
ドリル大 |
D 穴あけ
ドリル小 |
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→ 完成 |
E 裏引き加工
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F 突切り |
G 穴面(小)
面取り |
H メッキ加工 |
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加工した製品はどんな風に使われるの?
素材から加工されて作られた製品はいろんなところに使われています。
たとえば、車やバイクの部品、キッチンの流し台の部品などあらゆるところに加工製品が使われているのです。
左の製品は、プラスチックと真鍮を組み合わせた製品で、スイッチなどに使われます。
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